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【週刊】AI・プロンプトエンジニアリング最前線🚀【No.8】
"過剰指示は逆効果? o1が示す「最小限の入力で最大の出力」の法則"
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ひろ吉🎨
2024/09/17

# OpenAI o1:次世代AI言語モデルの完全ガイド - 初心者にも優しい解説

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## はじめに


みなさん、こんにちは!2024年9月13日、OpenAIが発表した新しいAI言語モデル「o1」をご存知ですか?このo1は、これまでのAI(GPT-4oなど)をはるかに超える能力を持っていて、特に難しい問題を解くのが得意なんです。


この記事では、o1の特徴や使い方、そして今までのAIとの違いについて、できるだけ分かりやすく説明していきます。AIの初心者の方でも理解できるよう、簡単な言葉で解説しますので、ぜひ最後までお付き合いください!


## o1の主な特徴


1. **すごい頭脳明晰**: o1は、数学、科学、プログラミングなどの分野で、人間の専門家と同じくらい(あるいはそれ以上)の能力を持っています。複雑な問題を順序立てて考え、論理的に解決できるんです。


2. **難しい課題が得意**: 数学オリンピックレベルの問題を解いたり、高度なプログラムを書いたりできます。これは、研究や教育の場面でとても役立ちそうですね。


3. **より安全に**: 以前のAIモデルよりも、不適切な回答や危険な情報を出力するリスクが大幅に減っています。


4. **2つのタイプがある**: o1-previewとo1-miniという2種類があり、用途に応じて選べます。o1-previewはより幅広い能力を持ち、o1-miniは理系分野(STEM)に特化しています。


5. **考え方が見える**: o1では、AIがどのように考えて答えを出したのか、その過程の一部を見ることができます。これにより、AIの判断根拠がより分かりやすくなりました。


## o1の驚くべき能力


### 1. 数学の天才級


o1は、アメリカの数学オリンピック予選で上位500位に入るくらいの実力があります。15問中約14問正解という、人間の数学オリンピック候補者と同等以上の成績を収めました。


### 2. プログラミングの達人


世界的なプログラミングコンテストのシミュレーションで、参加者の上位10%(金メダルレベル)に入る成績を示しました。


### 3. 科学のエキスパート


大学院レベルの物理学、生物学、化学の問題で、人間の博士レベルの専門家を上回る正答率を達成しています。特に物理学では94.2%という驚異的な正答率を記録しました。


# o1の上手な使い方


## プロンプトの書き方のコツ


o1を最大限に活用するには、適切な「お題」(プロンプト)の出し方が大切です。ここでは、効果的なプロンプトの書き方のポイントを詳しく解説します。


#### 1. シンプル&ダイレクトが基本


o1は、複雑な説明がなくても、簡潔で明確な指示をよく理解できます。でも、「シンプル&ダイレクト」というのは、ただ短く書けばいいという意味ではありません。大切なのは、必要な情報をきちんと含めつつ、無駄のない文章で指示することです。


- **良い例**: 「この数式を解いてください」「次のコードの問題点を指摘してください」
- **避けたい例**: 「まず、この数式の各項を確認し、次に...」と細かく指示する


#### 2. 構造化された情報提供が重要


情報を整理して提供することで、o1はより正確に理解し、適切な回答を生成できます。例えば、XMLタグのような構造を使って情報を整理するのが効果的です。


- **良い例**:

```

  <goal>数式を解く</goal>
  <equation>x^2 + 5x + 6 = 0</equation>

```

- **避けたい例**: 目的と数式を区別せずに書く


#### 3. ゴールを明確に


何を達成したいのか、その目的を明確に伝えることが大切です。


- **良い例**: 「この方程式の解を求めてください」

- **避けたい例**: 「この方程式について教えてください」(何を知りたいのか不明確)


#### 4. ステップバイステップの指示は不要


o1は自動的に問題を段階的に解決する能力を持っているので、一つ一つ手順を示す必要はありません。


- **良い例**: 「この複雑な数学の問題を解いてください」

- **避けたい例**: 「まず方程式を立て、次に...」と細かく指示する


#### 5. 必要最小限の情報を


関連する重要な情報は提供しましょう。ただし、過剰な情報は避けます。これは「Retrieval-Augmented Generation(RAG)」という技術を最小限に抑えるということです。


- **良い例**: 問題解決に直接関係する背景情報だけを提供する

- **避けたい例**: 問題と関係のない余計な情報をたくさん含める


### 活用例


1. **難しい推定問題**:

「世界中のピアノの調律師の数を推定してください」のような複雑な問題も、o1なら段階的に考えて答えを出せます。


2. **高度なプログラミング**:

「画像認識システムを作るプログラムを書いてください」といった難しい要求にも対応できます。


3. **難解な数学の問題**:

大学院レベルの数学の問題も素早く解決できます。


## o1と他のAIモデルの使い分け


o1には2種類(o1-previewとo1-mini)があり、また従来のGPT-4oもあります。それぞれ得意分野が違うので、目的に応じて使い分けるのがコツです。


- **o1-preview**: 複雑な推論や科学的な問題解決に最適

- **o1-mini**: 理系(STEM)分野の特定の課題に特化。コスト効率も良い

- **GPT-4o**: 画像認識や即時応答が必要な場合に適している


## 今後の展望


o1はまだ発展途上で、今後さらに進化していく予定です。


1. **新機能の追加**: ウェブ検索や画像アップロード機能が加わる予定です。

2. **より多くの人が利用可能に**: o1-miniは将来、無料版のChatGPTユーザーも使えるようになる計画があります。

3. **他のAIとの連携**: GPTシリーズとの機能統合で、さらに強力なAIシステムになる可能性があります。

4. **様々な分野への影響**: 教育、研究、医療、エンジニアリングなど、多くの分野でo1の活用が進み、私たちの生活や仕事のやり方が大きく変わるかもしれません。


## まとめ


OpenAI o1は、AIの世界に新しい風を吹き込む画期的なモデルです。その驚異的な能力は、私たちの問題解決や意思決定の方法を大きく変える可能性を秘めています。


o1を上手に使いこなすには、その特徴をよく理解し、適切な指示(プロンプト)を与えることが大切です。シンプルで直接的、かつ必要な情報をきちんと含んだ指示を心がけましょう。


o1の登場は、AIの進化というだけでなく、人間とAIがどのように協力していくかという新しい形を示しています。この革新的なツールを賢く使うことで、私たちはより創造的で効率的な未来を作り出せるかもしれません。AIの世界はまだまだ発展途上。これからのアップデートや新機能にも注目して、o1の可能性を最大限に活かしていきましょう!


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以下Claudeに添削させてます。

✂︎———


今回で8回目になったニュースレター、実はちょっと裏話があるんです。


気づいた人もいるかもしれないけど、これまで全て、AIを使って5分くらいで作ってるんですよ。


やり方はこんな感じ。2、3個のキーワードをポイっとAIに投げて、記事にしてもらう。で、ざっと目を通して、「ここちょっとおかしいな」ってところだけフィードバック。それで完成。


だから、私が実際に手を動かしてるのは最初とフィードバックのときだけ。まあ、AIのぽん出しみたいなもんですね。


「ひろ吉のニュースレター、たいしたことねーじゃん」って思ってた人、めっちゃ勘がいいです(笑)


もちろん、「もっとこんな記事書いてよ」とか「読む人のためにこうしたら?」みたいに細かく指示すれば、もっとよくなるし、私らしさも出るんだけど、今のところはAIってこんなもんか、くらいに思ってもらえれば。


結局のところ、AIにどんな情報を与えるか、どんなゴールを設定するか、どんな例を見せるか、そこがすべてなんです。


✂︎———-

ここからはひろ吉。AIなし。


ニュースレター自体はその時に気になったこと、など真面目に取り扱わせてるので、AIの成長だと思って暖かく見守ってください。


最後に、AIをうまく使う方法知りたい方いますか?


〇〇して。〇〇なおして。


これで解決しないとかありませんでしたか?


大丈夫。全てはコンテキスト情報の提供が、鍵です。


そんな方法知りたい方はこちらからどうぞ👇